対象疾患
当科の主な対象疾患は、以下の通りです。
<女性医学分野> 無月経、月経不順、月経困難症(月経痛)、月経前症候群、更年期障害、骨粗鬆症、骨盤臓器位置異常(子宮下垂や子宮脱)、膣炎など
<婦人科腫瘍分野> 子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科良性疾患と子宮頚部異形成
<生殖内分泌分野> 不育症(反復する流産)
<周産期分野> 妊婦健診を目的とした妊娠後期(およそ32週)までの妊娠症例、不育症から継続妊娠に至った妊娠後期や分娩直前までの妊娠症例
主たる診療内容と特色
当院婦人科は以前より女性医学の分野の疾患である、生理不順、月経困難症、月経前症候群(PMS)、更年期障害、子宮脱、婦人科感染症(性感染症、骨盤腹膜炎、他)、などに対する外来診療を中心に行ってまいりました。それらに加えて、婦人科分疾患野の疾患も診療を行っており、2024年4月以降、婦人科良性腫瘍である子宮筋腫、卵巣腫瘍や子宮内膜症、子宮頚部異形成などに対する入院や手術治療にも適宜対応しております。また2025年5月より緊急避妊薬(避妊に失敗した時に服用する薬)の処方を希望する方への相談に対応を開始しております。なお当院では婦人科悪性腫瘍に対する治療は行っておりませんが、治療後の方に関しましては外来通院にて経過観察を受けることができます。
生殖内分泌分野としては、流産を繰り返す不育症に対する診療を行っております。不妊症の方に対しましてはタイミング法までの治療を行っております。
産科(周産期)学の分野に関しましては、2025年5月から妊娠初期より妊娠後期までの方を対象とした妊婦健診を開始いたしました。費用負担に関しましては自治体発行の助成券を利用することが出来ます。現在のところ当院には分娩に対応する設備がないため、他の医療機関でのお産をお願いしております。当院では近隣の自治医科大学附属さいたま医療センターのセミオープンシステムを利用して、妊婦健診を行っております。妊婦健診を受けられる方は妊娠初期に自治医科大学附属さいたま医療センターを受診し、セミオープンシステムの登録を行って頂いた後に当院での妊婦健診に通院して頂きます。その後、妊娠32週以降は再び自治医大さいたまにて妊婦健診を受け最終的に分娩に臨んで頂く流れになります。なおセミオープンシステムという制度自体について、あまり聞いたことが無い方も多いかもしれません。もしご質問がある方は、当院に連絡頂けましたら対応させて頂きます。
また出生前診断に関連して何らかの対応を必要とする状況が生じた場合は、その分野において連携を依頼している越谷市立病院と共に問題に対処させて頂くようにいたします。
当院婦人科の外来診察は完全予約制ですが、病状により早めの診察を希望される方がおられましたら、平日の昼間に婦人科外来まで御相談のお電話を頂きたく存じます。緊急を要する場合はお昼間でしたら連絡頂いた当日に診療を受けて頂くこともあります。
医師紹介
医師名 | 専門科 | 一言コメント |
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資格 | ||
堀内 功 (ほりうち いさお) ![]() (兵庫医科大学卒) |
産婦人科 | 地域医療における産婦人科領のご病気に関するかかりつけ医として、皆様からの信用を得られるように精一杯努力いたします。とりあえず、気になることは何でもおっしゃって下されば幸いです。 |
医学博士、日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本生殖医学会 生殖医療専門医、日本人類遺伝学会/日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医 | ||
小澤 利佳 (おざわ りか) (東京女子医大卒) |
産婦人科 | 地域の産婦人科医療に貢献できるよう努めさせていただきます。困っている症状等気軽にご相談いただけたらと思います。よろしくお願い致します。 |
新生児蘇生法講習会修了認定、日本母体救命システム普及協議会 J-MELSベーシックコース修了認定 | ||
窪田 有希 (くぼた ゆき) (秋田大卒) |
産婦人科 | 地域の産婦人科医療に貢献し、患者様に寄り添えるよう精一杯頑張ります。ささいなことでも気軽にご相談ください。 |
新生児蘇生法講習会修了認定、日本産婦人科医会/日本母体救命システム普及協議会 J-MELSベーシックコース修了認定 |
氏名(あいうえお順) | 専門外来 |
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今野 良 | 非常勤医師 悪性腫瘍 病理・細胞診断 子宮内膜症 |
西林 学 | 非常勤医師 超音波診断 女性骨盤臓器脱治療 |